牡蠣と血圧の関係について

牡蠣,イメージ

牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価が高い食品で、亜鉛・鉄・マグネシウム・オメガ3脂肪酸など、多くの健康成分を含んでいます。

これらの栄養素は血圧の維持や血管の健康に深く関係しており、上手に取り入れることで高血圧予防や血流改善の助けになると考えられています。

ここでは、それぞれの成分がどのように血圧に作用するのかを詳しく解説します。

目次

亜鉛と血圧 ─ 血管の健康を支える微量ミネラル

牡蠣は食品の中でもトップクラスの亜鉛含有量を誇ります。

加熱した牡蠣85gあたり約28mgの亜鉛を含み、これは成人男性の1日の推奨量を大きく上回る数値です。

亜鉛は抗酸化作用を持ち、血管内皮細胞を守ることで血管の柔軟性維持に関与します。

また、亜鉛不足は高血圧との関連が報告されており、亜鉛を十分に摂取することは血圧管理の一助になる可能性があります。

ただし、直接的に「血圧を下げる」というよりは、「血管を健康に保ち、血圧上昇を抑えるサポートをする」という位置づけで理解するのが適切です。

オメガ3脂肪酸と血圧 ─ 血液をサラサラにする脂質

牡蠣には少量ながらEPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸が含まれています。

これらは血管の炎症を抑え、血液をサラサラにして動脈硬化の予防に役立つ脂質です。

複数の研究によると、オメガ3を1日2〜3g摂取することで血圧低下効果が認められていますが、牡蠣1食(約100g)から摂れる量は数百mg程度とされています。

そのため、牡蠣だけで降圧効果を期待するのは難しく、魚(特に青魚)やナッツなど他の食材と組み合わせることが効果的です。

マグネシウムと血圧 ─ 血管をリラックスさせる働き

マグネシウムは血管の収縮を抑え、血管を拡張して血流をスムーズにするミネラルです。

牡蠣にもマグネシウムが含まれており、これが血圧の安定に貢献します。

近年のメタ解析では、マグネシウム摂取によって収縮期血圧(上の血圧)・拡張期血圧(下の血圧)の双方が有意に低下するという結果も報告されています。

特にマグネシウムが不足しがちな人では、その効果がより顕著に現れることがあるといわれています。

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ナトリウム(塩分)と血圧 ─ 過剰摂取は注意

牡蠣自体のナトリウム量は比較的少なく、加熱牡蠣100gあたり約180mgほどです。

しかし、燻製牡蠣や缶詰、味付け牡蠣などの加工品は塩分が多く、1食で300mgを超える場合もあります。

高血圧対策としては、1日のナトリウム摂取を2,000mg(食塩換算で約5g)以下に抑えることが推奨されています。

調理時には、しょうゆや塩を控えめにし、レモン汁やハーブ、オリーブオイルなどの低ナトリウム調味料を使うことで、味を損なわずに塩分を減らせます。

調理法で変わる健康効果

牡蠣は調理方法によって健康効果が変わります。

例えば、バターやクリームを多く使った料理(グラタンなど)は美味しいですが、飽和脂肪が多くなるため、血圧や血管への負担が増えることがあります。

一方、蒸し牡蠣・焼き牡蠣・酒蒸しなど、シンプルで塩分控えめの調理法なら、牡蠣の栄養をそのまま活かすことができます。

味付けにレモンやポン酢を使うのもおすすめです。

安全面の注意点

牡蠣は非常に栄養価の高い食品ですが、生食にはリスクもあります。

ノロウイルスや腸炎ビブリオなどの食中毒菌が潜むことがあるため、特に高齢者・基礎疾患を持つ人・免疫力が低下している人は加熱して食べるのが安心です。

参考サイト

ノロウイルスに関するQ&A|厚生労働省

まとめ

牡蠣は、亜鉛・マグネシウム・オメガ3脂肪酸といった血圧管理に関係する栄養素を豊富に含む優秀な食材です。

適切な調理法と塩分コントロールを心がければ、血圧の安定化や血管の健康維持に役立つ可能性があります。

ただし、「牡蠣を食べれば血圧が下がる」というわけではなく、バランスの取れた食生活の中で上手に取り入れることが大切です。

魚介類や野菜、果物などと組み合わせ、全体の栄養バランスを整えることで、牡蠣の健康効果を最大限に引き出すことができるでしょう。

以上、牡蠣と血圧の関係についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

行野伸一のアバター 行野伸一 代表,マーケター

牡蠣と酒 もんげーひなせの運営責任者。
飲食業界は10年以上の経験があり、Webマーケティング事業のnextcircleの代表も務める。
保有資格:ジュニアオイスターマイスター・かきオイシスト

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